エディブルフラワーって何
エディブルフラワーって知っていますか?
エディブルフラワーと聞くとあまり馴染みがないかもしれませんが、実は身近な食材でもあるんです。
お刺身のつまとして使用される菊の花などが代表的ですが、ほかにもいろいろな種類があります。
エディブルフラワーの持つ栄養と一緒に紹介いたします。
菜の花
高血圧予防が期待できるカリウムなどのミネラルも多く、また肌にハリを与えるビタミンCや皮膚の粘膜の健康維持などを手助けしてくれるβカロテンが豊富に含まれている栄養豊富な食材です。
菊
料理のつまに使われるつま菊や、花びらのみを食べる大輪種などがありますが、菊に含まれる成分は解毒物質であるグルタチオンの生成を促進し、抗酸化作用や異物の解毒に役立ちます。
また、高い殺菌効果が期待できるため、生ものに菌が繁殖しないよう菊が添えられていることもあります。
プリムラ
春を告げる花として親しまれ、花の色も豊富なプリムラ。味にくせがなく様々な料理に合うため、よく使われる花です。肌にハリを与えるビタミンCが多く、免疫力を強化することにも有効です。
パンジー
パンジーよりもサイズが小さくなるとビオラと呼ばれますが、パンジーとビオラはどちらも食用花です。
香りがほとんどなく、プリムラと同様にビタミンCが豊富な花です。
エディブルフラワーの注意点
スーパーなどで簡単に手に入るほど身近な食材ではまだありませんが、レストランやパーティーで用意されるような華やかな料理で目にすることは多い。しかし、専門店や、ネットショッピングであれば手軽に手に入る食材ではあります。
もし、購入したあとに一度で食べきれなかった、使い切れなかったというときは、基本的に葉もの野菜と同じ扱いで保存する。
■賞味期限
花の種類にもよりますが2~5日程度が目安です。
■保存場所
冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。乾燥してきた場合は一度霧吹きをするのがおすすめです。
■気をつけたいポイント
野菜などもそうですが、観賞用に栽培されたものは、農薬や食用に向かない薬剤などを使っている場合があるため、食べることはできません。
必ず食用として栽培・販売されている花を購入する必要があります。
また、植物には元々身を守るために毒性を持っている種類もあります。食用として販売されることはまずありませんが、代表的なものに水仙やキキョウ、アネモネなどがあり、これらは口にしないようにしてください。